昨年の、確か今頃、メディアなどでもとても有名な、某占い師さんに色々と視てもらいに行ったのでした。
その、フィリピン人の占い師さんは、私をジーっと見るなり、「子供、3人いるでしょ」と、当たり前のように、ハッキリと言い放ちました。
でも私には子供が無く、これから3人出産するには、年も得ていて。
「いえ…子供は1人もいません」と答えると、占い師さんは首をかしげて、「そう?おかしいな…」と、納得いかない様子でした。
でも、それ以上その事には触れずに、私が質問した事を淡々と占っていってくれました。
私は正直、いくら有名な占い師さんでも当たらないなぁ…と残念に思い、色々占ってもらう事にも期待が無くなってしまいました。
占い師さんは、他の占いを進めながらも時々、「う~ん、すごい子供の事が強くでてるんだけどな~」と、首をかしげます。
なので私は改めて、「妊娠した事すらないんです」と、子供の事については当たっていない事を伝えました。
う~ん…と、それでも納得いかない様子の占い師さんに、期待も無く時間を埋めるためだけの様に適当に色々と占ってもらっていると、「あっ!」と、私はある事を思ったのです。
猫たち…
我が子同然の猫たち…
もしかして…と思い、他の事を占ってもらっているところを遮るように、「あの、猫たちの事でしょうか?今いる猫たちを入れて、我が子の様にかわいい猫たちがいます」と言うと、「あっ、そうか!上2匹が女の子で、1番下の子が男の子ね。」と、占い師さんは確信を持って言ったのです。
その通り、初めての猫の“おちび”と、その次の猫の“おはな”は女の子。
そして、3番目の猫のた~たんは男の子。
大当たりです。
子供って、猫たちの事だったんだ…ってわかったとたん、胸にグッと込み上げるものがあり、その占い師さんの前で泣いてしまいました。
占い師さんは、納得してすっきりしたように、ニコニコと私を見ていました。
私の子供たちとして生まれて来てくれた、“おちび”、“おはな”、“太郎”…
我が子の様に思っていたのが、我が子なんだと改めて思うと、とても嬉しく、感激しました。
それにしても、この占い師さんはすごいです。
有名なわけが良くわかりました。